福原麻衣

まちのひには素敵な人が自ずと集まってくるのか、
環境・雰囲気がそうさせるのか、
入職当時は本気で考えていました

福原 麻衣
福原麻衣

2023年入職 ふじ居住支援/さるびあ・のぞみ(2年目)

趣味:ロックバンドのライブに行くこと、漫画を読むこと、美味しいものを食べること

現在担当されている仕事は?
また、仕事をする上で一番大切にしていることは?

精神障がいを持つの方のグループホームで働いています。日常のルーティン業務や担当するご利用者の相談や支援業務、事業所の職務分掌に基づいた業務、その他業務日誌の記入や日々の電話対応など、さまざまな業務を担当しています。また、知的障がいの方のグループホームとの兼務もしています。法人内委員会の委員も務めています。

仕事をする上で大切にしていることは、人との関わりです。ご利用者に対しては、その人の障害特性や性格を知り支援することが求められますが、わたしの根底には「一人の人として」関わりたいという気持ちがあり、純粋に日頃からのコミュニケーションを心から楽しめています。ご利用者にかかわる重要な報告・連絡・相談から日常の些細な雑談まで、日頃から職員のみなさんとコミュニケーションをとることで、「一人で抱え込まずチームで支援すること」「自分自身が楽しく仕事をすること」につながっていると感じています。

失敗談や成功談、やりがいを感じたエピソードを教えてください

ご利用者からの相談に「~した方がいいですよ」「~するのはどうですか」と一方的な助言をしてしまったことがあります。支援を行ううえで大前提なのは、「ご利用者の力を奪わないこと」。これでは相手の考える力を奪ってしまうことになります。相手の考えを引き出す問い方を意識し、先輩や上司に助言をいただいています。「自分が行ったことを知ってくれている」ことが安心感にもつながり、わたし自身の気持ちも軽くなると感じています。

支援者として楽しんでいるだけでは駄目であることはわかっているのですが、それでも一人ひとりのご利用者と毎日の生活を共有できていることに楽しさと幸福感を感じています。嬉しかったこと、楽しかったことをお聞きして一緒に喜んだり、悔しかったこと、辛かったことを傾聴しともに悩んで一緒に考えたり…。共感しすぎたり我が事にしすぎると、自分自身の心が疲れてしまったり支援者として適切な対応ができなくなってしまったりするので、そこは気を付けています。それでも個人的には、目の前のご利用者の感情を共有できることが幸せであると感じています。

ある日のスケジュール

ご利用者と
10:30 出勤
11:00 朝会

1日の体制や職員の予定、朝の各ご利用者の様子を共有。毎日行う

11:45 グループホームユニットのルーティン業務

麦茶の提供や服薬確認など

12:30 休憩(1時間)
14:00 定期訪問①

自分の担当のご利用者の面談を行う。基本的には週に1回

15:00 定期訪問②
16:00 事務作業

訪問などの記録をまとめる。他職員の記録の確認。予定の調整や書類の作成など
※基本的に空いている時間は溜まった事務作業や電話対応を行っている

事務作業
17:15 グループホームユニットのルーティン業務

食事見守りや服薬確認、その他個別支援など

19:15 引継ぎ

夜間支援員に日中のご利用者の様子を共有

19:15 退勤

今後の目標や、どのようなキャリアプランを思い描いていますか?

明確なキャリアプランはまだありません。今は目の前の仕事に向き合うことに専念しています。グループホーム職員という立場で、ご利用者の皆さんに関わるたくさんの関係者・関係機関と接することを通して、支援者として成長していきたいです。

新卒で精神障がい者のグループホームに配属されたことは、すごくラッキーだったなと思っています。本当にたくさんの学びの機会があるからです。今の明確な目標は、一人前のグループホーム職員になることだと思って仕事に取り組んでいます。

福利厚生や研修制度など、あって良かったと感じる制度はありますか?

わたし自身はあまり活用できていませんが、先輩職員たちは「さるびあタウン」(町田市勤労者福祉サービスセンター)の情報をチェックして安く映画を観たりしているそうです…!

月に1回、新人職員必修の研修がありました。支援において必要となる基礎的な知識を学べたことに加え、同期と交流できたことも個人的には嬉しかったです。

「仕事の仕方」「権利擁護と虐待防止」「メンタルヘルス」「障がい者が働くということ」などさまざまなテーマの研修がありました。

毎日の支援を行う中で、自分の感覚だけでは対応できないことも出てきます。障害福祉サービスの制度やご利用者の障害特性など、専門知識をもって対応することでよりよい支援につなげることができ、また知識があることがご利用者を不利益から守ることにもなります。わたしは資格を持っていたわけではないので、支援の中で初めて知ることがたくさんありました。初めて知ることに出会う度に、自分で調べたり、また先輩職員に尋ねたりして知識を増やしていきました。支援にあたることが同時に学びの機会になっていたように思います。

あなたが感じるまちのひの魅力や職場の雰囲気を教えてください

人の良さ・雰囲気の良さだと思います。本当に皆さん優しいです。素敵な人がまちのひには自ずと集まってくるのか、それともまちのひの環境・雰囲気が職員をそうさせるのか、入職当時は割と本気で考えていました。

入職してから1年経った今では、「どちらも」なのかなと思っています。まちのひの理念や雰囲気に惹かれた人が集まる。一人ひとりが本来持っている良さや人柄がさらに他者へ好影響をもたらす。それが気持ち的な働きやすさや楽しく仕事のできる環境づくりにつながっているのではないか…。わたしはそう考えています。

職員の皆さんと関わること・お話しすることを楽しみに出勤している自分がいたりします。もちろん働くうえで悩むことや壁にぶつかることもありますが、そういったことを相談しやすい環境でもあるので、抱え込みすぎることなく働けています。この1年間を振り返ると、純粋に「楽しかったな」と思えます。

まちのひに入職を希望した理由を教えてください

まちのひの見学に行った際、雰囲気がとても良かったからです。みなさん明るく挨拶をして下さり、楽しそうにお仕事をされていました。事業所見学と一次面接を担当して下さった方のお人柄に惹かれ、このような方がいるところで働きたいと思いました。

まちのひで働くことに興味がある方へ、
メッセージやアドバイスをお願いします

人も良く、雰囲気も良く、とても働きやすい環境です。わたしは完全に事業所見学での雰囲気の良さに圧倒されてまちのひへの入職を決断した人間なので、少しでも興味のある方は一度見学に足を運んでみるのも良いと思います!

わたしは資格を持っていなかったので、それが仕事をするにあたって不利になってしまわないかなと入職前は不安に感じていました。しかし、知識があまりなかったことで、かえってご利用者の皆さんとまっさらな状態でかかわり、その人自身を知ろうとすることができました。もちろん資格取得は視野に入れていますが、入職時から資格の有無にこだわりすぎる必要はないのかなと思います。