「まちのひ相談室」から

まちのひ相談室は、現在約270名の方が契約されています。

事業としては、サービス等利用計画の策定とモニタリングを行う『指定特定相談事業』、主に精神障がいの方の退院支援を行う『指定一般相談事業』の2事業を行っています。

計画の策定において支援上の課題と感じているのは、「8050問題」です。

知的障がいのあるご利用者にとっては、キーパーソンとなるご家族の高齢化による緊急時の対応が喫緊の課題となっています。また、精神障がいのあるご利用者は、ご自身の高齢化とともに生じてくる生活面の低下にかかわるサポート体制です。そして、さらに追い打ちをかけているのが、コロナ禍によるご家族やご利用者の孤立化です。声をあげないと緊迫度がわかりにくい。情報が流通しないので対応策がご自身で対応でき辛いなどの現状が生じています。

このご時世においては特に、ご利用者を孤立させることなく必要な支援が提供できるよう、福祉サービス提供事業者としての自覚を持って取り組んでいます。

まちのひ相談室 管理者 清水孝代